沖縄県石垣市の依頼を受けた県猟友会石垣地区(安田喜禮地区長)の選抜グループによる休猟区での有害鳥獣駆除が3、4の両日、石垣島北部であり、精鋭10人がイノシシ4頭を駆除した。4日は豪雨の中、久宇良地区で100キロサイズのイノシシを仕留め、6人がかりで運び出した。

駆除した大物のイノシシを運び出す猟友会関係者ら=石垣市・久宇良地域

 石垣市では伊原間から北のエリアが2014年から休猟区に指定されているが、農業被害が深刻で農家からの駆除要請が多い。中でも久宇良や平野では大型化したイノシシの被害で住民は困っていた。

 同会はこれまで週1回ほどのペースで有害鳥獣駆除を実施。最近では子牛クラスの大きさにまで成長したものもいて被害が深刻化していた。

 100キロのイノシシはサトウキビを食べて大きくなった可能性が高いという。牙を見た猟友会員の一人は「こんな牙は見たことが無い」と、その尖り具合のあまりの鋭さに驚いていた。(奥沢秀一通信員)

 【リュウキュウイノシシ】 沖縄本島や石垣島、西表島や奄美大島などの森林に生息するイノシシ。体長90~110センチ、体重40~70キロ程度で、本土のニホンイノシシに比べると小型。