2017年(平成29年) 11月22日

沖縄タイムス+プラス ニュース

オスプレイの空中給油訓練再開 国、米に事実確認せず

 6日午前、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイとKC130空中給油機が米軍普天間飛行場と米軍嘉手納基地から相次いで離陸した。政府関係者によると、オスプレイは昨年12月13日の墜落事故以来中止してきた空中給油訓練を再開した。墜落につながった給油訓練中の事故原因は判明しておらず、沖縄県が飛行停止を求める中での強行的な訓練再開に、県民の反発が高まるのは必至だ。

訓練を終え米軍普天間飛行場に着陸するオスプレイ=6日午後1時58分、宜野湾市(金城健太撮影)

 一方、米側は訓練を実施したか明らかにせず、沖縄防衛局も本紙に「米側に確認する考えはない」と回答した。県内に不安が広がる中、訓練実施の事実関係を確認せず、県にも伝えない日本政府の姿勢に県民の不信感は高まっている。

 普天間飛行場では午前9時前から日没までの間に、オスプレイが延べ約10機離着陸を繰り返した。嘉手納基地ではKC130が給油ホースなどの点検後、午前10時半ごろに離陸、沖縄近海の訓練空域に向かったとみられる。

 防衛局は6日、訓練実施の有無を問い合わせた県に「米軍の運用に関わることで答える立場にない」と返答した。菅義偉官房長官も会見で、再開の時期を日本側から照会する考えはないとの認識を示した。

 在日米軍は6日、本紙に「1月4日に訓練再開を日本政府に通知した」とだけ回答し、6日に実施したかは明らかにしなかった。

 在日米軍は5日、防衛省を通して6日以降の給油訓練再開を発表した。事故原因が解明されない段階で、米側の「安全」との説明を追認した日本政府に県内から強い反発が上がっている。

 オスプレイは昨年12月13日、夜間の空中給油訓練中にプロペラを破損し、名護市安部の海岸に墜落。県が飛行停止と原因究明を求める中、6日後の19日に一方的に全面飛行を再開した。

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