尖閣諸島周辺の領海内への中国公船の侵入が昨年1年間で延べ121隻に上り、過去2番目に多かったことが海上保安庁の調べで分かった。日本政府が尖閣を国有化した翌年の2013年(延べ188隻)に次ぐもので、3年ぶりに100隻を超えた。

「尖閣専従体制」を担う海上保安庁の巡視船=石垣港

 海保は08年12月、中国公船2隻が初めて尖閣諸島周辺の領海内に侵入したのを確認。09、10年はなかったが、11年は2隻。国有化した12年は73隻と急増し、14年は88隻、15年は95隻だった。領海外側の接続水域に入ったのは昨年延べ752隻で、最多となった13年の延べ819隻に次いで多かった。

 海保は尖閣諸島の警備を強化するため、昨年2月までに石垣海上保安部へ大型巡視船10隻、那覇海上保安部にヘリ搭載型巡視船2隻を「尖閣専従体制」としてそれぞれ配備している。