【森田さくら通信員】北京市内のライブハウスDDCで昨年12月16日、大城美佐子さんのライブが開かれ、若者を中心に約300人が詰めかけた。超満員の会場は立ち見の客であふれたが、最後まで熱気は収まることはなかった。沖縄県北京事務所が主催し、現地の雑誌Lensが共催した。

立ち見が出るほどの熱気で盛り上がった大城美佐子さんのライブ=北京市内

 「琉球民謡の大御所の初ライブ」として宣伝され、チケットは数日で完売。その反響に応えようと、同日午後に急きょ、追加公演も行われるほどの盛況ぶりだった。また今回はプラザハウスショッピングセンターで展開するフラッグシップ沖縄のプロデュースによる、沖縄の伝統工芸品の展示もライブハウスの一画で行われた。

 共催の雑誌Lensが過去数年にわたり沖縄工芸に関する特集記事を報道していたことから、同誌の読者など、事前に工芸品について見聞きしていた人が宮古上布や芭蕉布、読谷山花織、紅型などの実物を間近で見ようと来場。熱心に質問などする姿もあった。

 バースペースでは、泡盛カクテル、オリオンビールが販売され、ほろ酔いで民謡のメロディーに身を委ねる観客の姿も。共催の雑誌社スタッフ孫希玉さんは「本物の芸能、本物の手仕事に興味を持つ人が北京には一定数いる。このイベントはそんな人たちにとって貴重なチャンスだとして、盛り上がったのだろう」と語った。