【糸満】神戸市の児童養護施設の小学6年生らが自然と歴史を学ぶ「笑顔と感動 KOBE夢・未来号・沖縄」の一行約100人が8日、糸満市摩文仁の平和祈念公園を訪れた。平和の礎や兵庫県出身者の「のじぎくの塔」、兵庫県出身の島田叡元沖縄県知事をまつる島守の塔で慰霊の花や祈りを手向けた。

島守の塔で、平和の願いを込めたチョウ、オオゴマダラを放す神戸の子どもたち。上原昭糸満市長(中央奥)らも出迎えた=8日、糸満市摩文仁

 平和の礎で、山の手小6年の中井剛君(12)は「一つの戦争でこんなに人が亡くなる恐ろしさを知った」。

 島守の塔を水と布で拭き清めた小6の女の子(11)は「島田さんを知ってはいたけれど、改めて兵庫とも関わりがある沖縄戦の歴史を学んだ。繰り返したら駄目だと思う」と振り返った。

 事業は今年で9回目。主催する神戸・三宮の商店街関係者らでつくる「KOBE三宮・ひと街創り協議会」の久利計一会長(69)は「子どもたちには、島田元知事ら兵庫の人々から続く沖縄との絆を次代につなげるため、思いを深めてほしい」と話した。

 一行は首里城なども回り、同日夜に沖縄を離れた。