沖縄県宜野湾市の市営住宅で2015年11月、生後2カ月の長女を暴行して死亡させたとして、宜野湾署は11日、那覇市松山の母親(29)を傷害致死の疑いで逮捕した。調べに対し「病気の夫の世話と育児のストレスで暴行した」と容疑を認めているという。死因は暴行によって脳が腫れる外傷性脳浮腫。長女には骨折などの外傷もあり、同署は日常的な虐待の可能性や殺害の意志があったかなど詳しい動機を調べる方針。

 逮捕容疑は15年11月16日午後2時から翌17日午前6時までの間、宜野湾市営住宅の自室で長女に暴行を加え、死亡させた疑い。容疑者は17日午前7時ごろ、「子どもが息をしていない」と救急車を要請。病院に運ばれたが、約1時間後に死亡が確認された。

 捜査関係者によると司法解剖では、外傷痕の可能性がある皮膚変色が頭や体に複数確認され、脇腹は骨折していた。沖縄県警が県外の複数の専門医に診断を依頼し、容疑を固めた。

 容疑者は当初、宜野湾署の任意の事情聴取に容疑を否認していたが11日の逮捕後、自供した。宜野湾市や児童相談所には長女への虐待を疑う通報や相談はなかった。