半年間の職業訓練を終え、昨年7月から沖縄荷役サービス(那覇市港町)の現業部唯一の女性として働く比嘉真由美さん(33)=那覇市=は、那覇新港で日々荷物の運搬作業に汗を流している。「職業訓練で自信がついた。興味のある仕事や業界があれば、どんどん飛び込んでほしい」と挑戦することの大切さを語った。(社会部・嘉良謙太朗)

県内女性初のガントリークレーン運転手の資格取得を目指す比嘉真由美さん=昨年月日、那覇市港町

 高校卒業後、接客業に就いたが、夢や目標が持てず毎日を過ごしていた。そんな時、たまたま工事現場で重機を運転する女性の姿を目にし、ひそかに憧れを抱いていた。

 「このままでは駄目になる」。昨年、仕事を辞めて沖縄職業能力開発促進センターの運輸機械サービス科に訓練生として入所することを決意。連日午前9時から約7時間、フォークリフト運転などの訓練を積んで七つの資格を取得し、同社に入社した。

 「女性なので、筋力は男性より劣る。毎日体の節々が痛くて、ついて行くのに必死でした」と見習い期間を振り返りつつ、「日々ステップアップしていく自分がいて、やりがいがある」と笑顔を浮かべる。

 面接を担当した総務部の備瀬明部長は「体が小柄で、1週間持つかなと心配だったが、高い志があった」と採用の決め手を話す。「今ではみんなが彼女を、性別を超えて1人の社員として期待している」と働きぶりを評価した。

 そんな彼女は今、大型コンテナを取り扱う「ガントリークレーン」の運転手の資格取得を目指す。「県内の女性で資格を持っている人はいない。私が初のガントリークレーンの運転手になりたい」。職業訓練で大きく変われたという彼女は、次の目標に向かって突き進んでいる。