【東京】東京MXテレビの番組「ニュース女子」が、米軍ヘリパッド建設への抗議行動に関し、事実と異なる報道をしていた問題で、首都圏の市民有志が12日、東京・千代田区の同局前で抗議行動した。約20人が参加し、「悪質なヘイト番組で、関係者に謝罪を」「番組で訂正して」などと声を上げた。

高江ヘリパッド問題を巡る誤った認識を番組で放送したとして、東京MXテレビに抗議する市民ら=12日、東京・千代田区の同局

 問題の番組は2日に放送された。東村高江での抗議行動を巡り「カメラを向けると凶暴化する」「韓国人はいるは中国人はいるは」などと、沖縄やマイナリティーに対する偏見を助長しかねない番組を流した。

 この日の抗議は、雑誌編集者の川名真理さん(54)が呼び掛けた。参加者は「デマで偏見をあおるMXニュース女子を許さない」「公共の電波でデマを流すな」などと書いた横断幕やプラカードを手に1時間、抗議を続けた。

 川名さんは「うそを公共の電波で流したのは大問題。謝罪、訂正してほしい」。市民団体代表の吉森弘子さんは「ヘイト番組そのもの。日本の民度が問われている。関係者におわびしてほしい」と訴えた。

 MX側は抗議の様子を撮影。参加者が撮影目的を問いただしたのに対し、担当者は「抗議があったことを周知する目的」と説明したが、具体的な活用法は回答しなかった。