帝国データバンク沖縄支店は12日、2017年に「周年」を迎える県内企業・団体は1454社あると発表した。泡盛製造などを手掛ける瑞泉酒造(那覇市)が創業130周年で最も歴史が長かった。

 全体では10周年の企業が377社(25・9%)で最も多く、次いで30周年287社(19・7%)、20周年286社(19・6%)の順だった。

 10、30、50、70周年を迎える企業の内訳を分析すると、10・30周年ではサービス業が多く、50周年で建設業、70周年は卸売業が最多となった。業歴が浅いほど第3次産業の占める割合が高くなった。売上高では10・30周年企業では1億円未満、50・70周年企業は1億円以上10億円未満の割合が高く、中小企業に集中した。地域別では各周年とも那覇市が最も多かった。

 創業130周年の瑞泉酒造は古酒の評価が高く、泡盛品評会での受賞も多く、海外での知名度も高いのが特徴。

 120周年の久場商店は国頭郡で葬儀業、90周年の魚友は那覇市の鮮魚卸店を営む。80周年は宮古島市にある前川屋製菓(菓子製造)と、いちば(食品製造)で地域に親しまれる味を継承している。

 70周年の金秀建設は県内業界上位クラスにあり、情報力と積算力に定評がある。仲松商事(卸売業)は値段が比較的安価で、輸入品を多く扱い固定客が多い。60周年のオリオンビールはイベントや社会貢献にも積極的で、県民に根付いたブランドに成長している。

 同支店は、周年企業は記念誌発行や記念行事など時間と予算をかけて、自社ブランドの向上につなげると指摘。多くの記念事業を通した県経済の活性化を期待した。