日本競輪学校(静岡県伊豆市)の女子114回生、男子113回生の合格発表が12日に行われ、うるま市出身で琉球大職員の比嘉真梨代(28)=中部商高-名桜大出=が県勢女子として初めて合格した。男子では浦添市出身のラモス・レオ(19)=首里東高出、仲松道場=が受かった。2人は5月に入学し、来年3月卒業後に競輪選手としてデビューする予定。

比嘉真梨代(左)とラモス・レオ

女子初の比嘉「感動を与えられる選手に」

 比嘉は昨年2月に競技を始めて1年未満で、20人の合格者に入った。高校時代は、走り幅跳びと走り高跳びで南九州大会2冠を果たし、全国総体にも出場したアスリートだった。

 大学在学中に陸上の一線から退いたが、昨年ジムでトレーニング用のバイクに乗ったのが始まりで、自転車に興味を持った。だんだん数値が向上するのに、のめり込んだという。

 ジムに通っていた競輪選手と知り合ったのも大きかった。

 「好きなことを仕事にしたい」とプロ選手を目指して一念発起。平日は仕事を終えた後の3時間、ジムで練習し、土日は競技場でペダルを踏んだ。

 夢へ一歩踏み出した比嘉は「感動を与えられる選手になりたい」と意気込みを語った。

ラモス「限界は考えない。とことん上へ」

 ラモスは2度目の受験で目標だった競輪選手への扉を開いた。「自転車に人生を懸けてきた。受かることしか考えていなかった」と実感を込めた。

 高校卒業後は競輪学校合格を目標に、進学や就職をせずに自転車漬けの日々を送った。「周りが勉強している中でこれでいいのか」と不安に思ったこともあったという。

 だが「選手になって家族を助けたい」と自分を奮い立たせ、練習に打ち込んできた。

 数年後にはG1制覇するのが目標だ。「自分の限界は考えない。ただ競技をやるだけでは面白くない。とことん上まで狙っていく」と力強く誓った。