任期満了に伴う沖縄県宮古島市長選が15日告示され、革新系無所属で前県議の奥平一夫氏(67)、保守系無所属で3選を目指す現職の下地敏彦氏(71)=自民推薦、中道無所属で医師の下地晃氏(63)=社民、社大推薦、保守系無所属で前市議の真栄城徳彦氏(67)がそれぞれ立候補を届け出た。保守系の下地敏彦氏と真栄城氏、「オール沖縄」の立場を掲げる奥平氏と下地晃氏の出馬で、いずれの勢力も分裂が確定した。投開票は22日。

立候補の届出後、第一声を上げる(右から)奥平一夫氏、下地敏彦氏、下地晃氏、真栄城徳彦氏=15日、宮古島市

立候補の届出後、第一声を上げる(右から)奥平一夫氏、下地敏彦氏、下地晃氏、真栄城徳彦氏=15日、宮古島市

 選挙戦は市政継続による経済活性化を主張する現職に対し、新人の3氏が市政刷新による行政健全化を訴えている。行財政運営のあり方や宮古島への陸上自衛隊配備の是非、経済振興の手法が争点になる。4年前の宮古島市長選は無投票だったため、2009年以来8年ぶりの選挙戦となる。

 4氏は各事務所前で出発式を開いて勝利を誓った。

 奥平氏は「翁長県政と連携できるのは私しかいない」と主張。下地島空港の利活用や観光関連産業の拡大に意欲を示した。

 現職の下地氏は2期8年で手掛けた事業が「今年から花開く」と強調。「もっと豊かで明るい元気な宮古島にしたい」と訴えた。

 医師の下地氏は住民同意のない陸自配備への「反対」を強調。市政を刷新し人材育成や農水産業の活性化に取り組むとした。

 真栄城氏は「市政刷新」を最大の争点に置き「古い体質の市政運営を断ち切り、新しい宮古島市づくりをしていく」と決意した。

 宮古島市長選は2月の浦添市長選、4月のうるま市長選へと続く今年最初の市長選。いずれも来年の県知事選の前哨戦に位置付けられており、名護市辺野古の新基地建設の是非で対立する翁長雄志知事ら県サイドと政府の双方が高い関心を示している。

 市長選と同じく市議会議員補欠選挙も告示され、欠員2に5氏が立候補を届け出た。市の選挙人名簿登録者数は14日現在、4万3441人(男性2万1460人、女性2万1981人)。