【久高泰子通信員】フランスでも有名なウチナーンチュと言えば、2013年のミシュラン星付き日本料理シェフの久高章郎さん(53)=宜野湾市出身=だろう。新聞、雑誌、テレビなどのメディアで紹介され、フランスに滞在する著名な日本人や大使、芸術家たちが彼の店を訪れ、世界中の美食家が彼の料理に舌鼓を打つ。

「沖縄の後輩に頑張ってほしい」と期待を話す久高シェフ

 世界の著名シェフやグルメ関係の本を出版しているフランスの出版社「Ch〓ne社」の「フランス全国の日本人シェフ12人」にも選ばれた久高さん。フランス西部ブルターニュ地方カンカール市の「ブレーズ・カフェ」で10年から日仏双方の料理技術を取り入れ、ブルターニュ地方の素材を生かした、バラエティ豊かな創作日本料理シェフとして腕を振るっている。

 久高さんは1980年代にリヨンの辻調理学校仏料理研究過程を卒業後、フランスや日本のレストランで修業しながら研さんを積み、2008年に日本のフランス料理店で星を獲得。その後、クレープ店「ブレッツカフェ」のベルトラン・ラーシェさんに抜てきされ10年、カンカールの店に迎えられた。

 開店当時から評判は高く、メディアのインタビューにも追われる日々。2カ月ごとにメニューを変え、常により良いメニューを研究しているという久高さんは「沖縄の後輩が、僕に続いて世界で活躍してほしい」と期待を込めた。