那覇市内に在籍する外国人の4分の1を占める約千人のネパール人について理解を深めようと、同市国際交流市民の会は15日、那覇市牧志のなは商人塾で「ネパールを知ろう」講座を開催した。約20人が参加、講師が語る同国の文化や歴史について耳を傾けた。

会場からの質問に笑顔で応える沖縄ネパール友好協会の役員。左から、オジャ・ラックスマン事務局長、カトリ・カゲンドラ副会長、シレスタ・サンジブ会長、グルン・ラジ副会長=15日、那覇市牧志・なは商人塾

125民族と123言語

 沖縄ネパール友好協会(ONFA)会長で、在沖10年の英語教師スレスタ・サンジブさん(41)は「125の民族と123の言語がある多民族国家で、観光と農業が中心の美しい国」と紹介した。

 同協会は近年、県内で増加する同国留学生の生活支援と情報共有、県民との文化交流などを目的に2015年4月に設立。会員は11人で、同年発生したネパール地震の被災地支援の活動も継続している。

交流の場増やしたい

 県内の日本語学校を卒業し、専門学校で留学生の生活指導員として働くカトリ・カゲンドラ副会長(31)は「留学生は文化の違いから沖縄で戸惑うことも多い。留学生に関する問題もあると思うが、後輩に日本のマナーや法律を守ることを伝え、県民との交流の場を増やしたい」と語った。

 在留カード取り上げ問題や不法就労などの新聞報道を見て参加したという那覇市の花城智子さん(72)は「ネパール人留学生が沖縄で嫌な思いをしていないかと心配していたが、話を聞き安心した」。昨年までJICAシニアボランティアとしてネパールに住んでいた坂本守章さん(63)=浦添市=も「県内の留学生には、文化の違いを乗り越えて頑張ってほしい。彼らの人となりを知る上で、貴重な交流会だった」と語った。

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