西日本を拠点に石油製品の製造・販売を手掛ける太陽石油(東京)の岡豊社長、昨年12月に同社の完全子会社となった南西石油(西原町)の太田武之社長は17日、沖縄県庁で会見した。岡社長は「県内で事業基盤を固めた上で、将来的には自社ブランドのガソリンスタンドを展開する可能性もある。沖縄の地の利を生かし、海外展開も検討したい」と述べ、南西石油を拠点に新事業を模索する考えを示した。

岡豊社長

 太陽石油は昨年12月、ブラジルの国営石油会社ペトロブラスが所有する南西石油の全株式を約130億円で取得。太陽石油の沖縄進出は初めてで、愛媛県の石油精製施設から沖縄に製品を運び、南西石油の供給・配送拠点からガソリンなどを供給。南西石油に残留する従業員は継続雇用する。

 太田社長は、石油製品の販売価格への影響について「愛媛の精製施設は生産能力が高く、本土の精製施設としては最も沖縄に近い。コスト的には現状と遜色のない形で提供できる。さらに努力し、引き下げていきたい」と述べた。岡社長らは同日、県庁を訪ね、翁長雄志知事を表敬訪問した。