【名護】日本自然保護協会・自然保護部の安部真理子主任らメンバー5人が17日、名護市辺野古崎沖約1・5キロの海底を調査した。安部主任によると一定区間でサンゴが自生している割合を示す被度は、水深4メートル程度の浅場で昨年同期比23・7ポイント減の21・9%、水深7~8メートルの深場で9・3ポイント減の33・8%だった。被度の減少は2008年以降初めて。

サンゴの自生率を調べるダイバー=17日、名護市辺野古沖(提供)

 安部主任は被度の減少はあったものの、「県内平均と比べると健全の範囲」と説明。ただ減少幅は大きく、一部のサンゴでは白化現象も見られた。原因については「高水温がその一つとみられるが、要因は他にもある」と話す。

 辺野古新基地建設作業との関係については「全くないとは言えない」。沖縄防衛局が臨時制限水域を示す浮具を固定するために沈めたコンクリートブロックによって潮流が変化し、サンゴの生態に影響を及ぼしている可能性も指摘した。