18日の朝から政府内でも、安慶田光男副知事の教員採用試験を巡る疑惑について波紋が広がった。翁長雄志知事の右腕として政府との調整役を担っていた安慶田副知事。本人が否定しているため、今後の動向や進退を注視している。

【資料写真】防衛省

 「安慶田副知事がいなくなるのは、政府にとって痛しかゆしだ」。防衛省関係者はこう明かした。政府にとり、安慶田氏は今のところ沖縄側の唯一の「交渉相手」。「全く話が通じない人が副知事になれば政府の意向すら正確に伝わらなくなる可能性がある」と懸念を示した。

 一方で、22日投開票の宮古島市長選では、陸上自衛隊の配備などを巡り激戦が繰り広げられている。別の関係者は「このタイミングで不正に関する報道が出る影響は大きいのではないか」と話した。

 政府関係者は「仮に事実とすれば、やり方が露骨すぎてセンスがない。何らかの責任を取らなければいけないと思う」とした。

 菅義偉官房長官は会見で、基地問題などを巡る政府との協議へは「副知事個人のことであり影響はないと思う」と述べた。