沖縄県の安慶田光男副知事が県教員採用試験や県教育庁の幹部人事を巡り、県教育委員会の方針に介入した疑いがある問題で、安慶田氏は20日に自身の考えを説明する方針を固めた。19日、本紙などの取材に明らかにした。翁長雄志知事も20日の定例記者会見で、今後の対応を説明する考えだ。

報道陣に囲まれ県市長会・町村会の年始会会場に向かう安慶田光男副知事=19日午後4時42分、那覇市の県市町村自治会館

 安慶田氏は疑惑が報じられていることを受け、県議会にも説明する必要があると判断。週明けの24日にも与党県議と会談し、議会側の疑問に答える方向だ。

 安慶田氏は19日、本紙が教育庁人事を巡り、特定の人物を教育長などの重要ポストに就けるよう指示したと報じたことに「教育長の任命権者は知事だ。任命権を持たない私が介入するわけがない」と強調。あらためて疑惑を否定した。

 知事は19日午前、宮古島から帰任した。帰任直後に県庁で記者団に「これから各関係部局と会い、事実関係を含め今日までの過程を聞く」と述べた。

 午後には「20日の定例記者会見で説明したい」との考えを明らかにした。

 平敷昭人県教育長は19日に開かれた県教育委員会議の定例会で、教員採用試験の過程を「働き掛けを受けたとの報告は受けていない。試験は公平、公正に行われた」との認識を示した。

 ただ、現職の県教委職員からの聞き取りのみに基づいて説明しており、安慶田氏が指示したとされる2015年当時の関係者には、調査をしていない。

 平敷氏は当時の関係者に聞き取りするかどうかを「少し整理してから答えたい」と述べるにとどめた。