もともとAコープ今帰仁店近くにあった、創業20年のそば屋。山城敦子さん(65)が切り盛りしていたが、5年前に現在の場所へ移転したのを機に息子の大輔さん(38)、妻の圭子さん(40)が後を継いだ。

ソーキ、軟骨、三枚肉が乗った「まんてんそば(大)」(手前)と「じゅーしー」(奥)

二代目の山城大輔さん(右)、圭子さん夫婦が店を切り盛りする=17日、今帰仁村仲宗根

「まんてん」の場所

ソーキ、軟骨、三枚肉が乗った「まんてんそば(大)」(手前)と「じゅーしー」(奥) 二代目の山城大輔さん(右)、圭子さん夫婦が店を切り盛りする=17日、今帰仁村仲宗根 「まんてん」の場所

 歯ごたえのある手打ちの自家製麺にファンが多く、常連や口コミで知った客らが移転後も足しげく通う。営業時間は午前11時半から売り切れるまで。早い日は午後0時台で終わるという人気ぶりだ。

 麺とスープの製法は先代から受け継がれてきた。料理が好きだった敦子さんの父、故岸本本秀さんが毎年大みそかに自宅で手打ちし、年越しそばとして親戚や近所の人たちに振る舞っていたもの。麺にかつおだしを練り込み、ほのかに味がある。「お店のそばみたい」と評判で、後にまんてんを開くきっかけになった。

 一般的な沖縄そばのスープは肉から取っただしとカツオから取っただしを混ぜ合わせることが多いが、まんてんでは肉から取っただしの中にそのままカツオを入れて、より濃厚に仕上げる。一番人気の「まんてんそば」(小650円、大750円、特大850円)はぜいたくにソーキ、軟骨、三枚肉が乗る。とろとろに煮込んだ豚肉、ぷりっと歯ごたえのある平麺に濃厚スープが絡む。

 麺にヨモギを練り込んだ「よもぎそば」(小600円、大700円、特大800円)は1日10食限定で、こちらも人気だ。じゅーしー(200円)は、そばのだしで炊いた味くーたーの一品で、そばと一緒に必ず注文するリピーターも多い。野菜炒めやタコライスなどの定食もある。

 「幼いころ食べていた、祖父のおいしいそばの味を、お客さんにも楽しんでほしい」と大輔さん。先代から受け継がれた味を、これからも守っていく。(北部報道部・西江千尋)

 【店舗メモ】今帰仁村仲宗根315。営業時間午前11時半から売り切れまで。日、月曜定休。駐車場あり。電話0980(56)2618。