「副知事を含め職員を信頼することがベースにないといけない」。翁長雄志知事は20日午前の定例記者会見で、安慶田光男副知事を巡る疑惑について、額にしわを寄せながら語った。

記者の質問に答える翁長雄志知事(手前)を見つめる平敷昭人教育長(左から2人目)=20日午前、沖縄県庁

 「副知事の辞任か」という臆測も聞こえる中、会見前から本土メディアを含め、多くの報道陣がひしめいた沖縄県庁6階の第2特別会議室。知事は「県民に疑念や誤解を抱かれることがないよう適正に対応したい」と話した。

 報道も含め、知事自身が接した情報について「推測や伝聞が多い」と繰り返し、副知事の辞任に否定的な考えを示しながら「県民の理解を得ながらやるには、どうしたらいいか考えている」と語った。

 一方、会見に同席した平敷昭人教育長は終始落ち着かない様子で、知事が言葉を発するたびに、手のひらを耳に当てながら聞いた。

 平敷教育長自身に質問が及ぶと、独自調査で当時の県教委幹部に電話した結果、「働き掛けの事実はない」との回答があったと報告。「県教委として疑いはなくなったと思うか」との質問には、「聞き取り結果ではそういうふうになった」と淡々と答えた。