昨年9月に開幕した国内バスケットボール男子最高峰のBリーグ。1部西地区の琉球ゴールデンキングスは18日の京都戦で30試合を消化し、レギュラーシーズンを折り返した。現在、14勝16敗で地区4位。負けが先行する苦しい結果となった前半戦を振り返る。(勝浦大輔)

Bリーグ開幕戦で入場するキングスの選手=2016年9月22日、東京・代々木第1体育館

 昨季のbjリーグ最終シーズンを優勝で飾ったキングスは、旧ナショナルリーグ(NBL)で最多勝率だったアルバルク東京とBリーグ開幕戦の大役を担った。A東京に2連敗し、日本代表選手を擁する旧NBLの強豪チームに洗礼を浴びる形で、新リーグのスタートを切った。

 その後も、レギュラーシーズンでは実に6季ぶりとなる4連敗を2度喫するなど、厳しい戦いが続く。

 16の黒星のうち、9は旧NBL勢に喫したもの。負け試合で特に印象的なのは決定力不足だ。

 20日現在、2点、3点弾を合わせたフィールドゴール成功率は41・6%で、1部18チームの中で15番目の低さだ。選手たちも試合後のインタビューで「勝負どころでNBL勢と力の差がある」と認めている。

 それでも、西1位の三河に1勝、2位の名古屋Dに2勝するなど、昨季から追求している「人とボールが動き続けるバスケット」が機能すれば、難敵と渡り合えることも証明した。

 後半戦に向け、明るい材料もある。調子が上がらず契約解除となったモー・チャーロの代わりに、昨年11月に加入したレイショーン・テリーが突破力を武器に1試合平均14・8得点と存分な働きを見せた。ルーキーの渡辺竜之佑、田代直希や津山尚大ら若手の台頭も光り、新しいチームの形ができつつある。直近5試合でスタメンを外れているエースガード岸本隆一の復調にも期待したい。

 現在チームは3連勝中で、伊佐勉ヘッドコーチは「昨年末の秋田戦くらいから、やるべきことが徹底できている。1、2点差でも勝ちにつなげたい」と後半戦で巻き返しを期す。