スポーツ庁が昨年12月に公表した2016年度の全国体力テストの質問紙調査で、沖縄は対象となった小学5年生の男女共に、普段徒歩で登校する割合が全国で最も低かった。一方で、自家用車や路線バスで通学する、と答えた児童の割合は全国一高く、保護者らによる送迎が多い実情が浮かんだ。登校方法の調査は初めて実施された。

 徒歩登校の児童は、男子が79・8%で、全国平均のマイナス13・6ポイント。女子は79・8%で全国比マイナス14・5ポイントだった。一方、「自家用車、路線バス、電車」と回答した割合は、男子が24・8%で全国平均より18・8ポイント高い。女子も27・2%で全国を21・1ポイント上回った。

 徒歩が少なく、自家用車などでの登校が多い傾向は、中学2年生の男女にも見られる。「自家用車など」の割合は、女子が36・7%(全国平均11%)、男子は28・9%(同7・7%)で、それぞれ全国平均より突出して高い上、小学生よりも高い割合。徒歩の生徒は、女子が68・3%(同72%)、男子は71・4%(同70・4%)だった。

 全国体力テストでは、運動習慣や肥満児傾向などについても調べており、沖縄は総運動時間が小学生は全国トップクラス。一方で、体育の授業以外に全く運動しない児童・生徒が多いことが分かっている。

 二極化の傾向に加え、肥満児の出現率が高いこともあり、県教育庁は「1校1運動」や、徒歩登校を推奨。運動習慣の確立を呼び掛けている。

 同庁の担当者は「『自家用車』での登校が多い背景には、車社会の影響とともに、不審者への懸念があるだろう。だが、体力向上には日常的な取り組みが大切で、徒歩は効果的。ぜひ徒歩で通学してほしい」と話した。