地域活性化に挑む団体を支援しようと地方新聞45紙と共同通信社が設けた「第7回地域再生大賞」の各賞が21日決まった。大賞(副賞100万円)は、行政や団体を仲介し新たな活動を進める「都岐沙羅パートナーズセンター」(新潟)。準大賞(同30万円)は農水産物を情報誌と届ける「東北開墾」(岩手)と、障害者と農業に取り組む「パーソナルアシスタント青空」(愛媛)になった。

特別賞受賞を喜ぶ浦添小学校PTAの梁裕之会長(左から2人目)らメンバー=21日、浦添市仲間・うらそえぐすく児童センター

 独自の工夫を重ねた活動を評価した特別賞(同10万円)は、困窮家庭の子どもを支えるため、「てぃーだこども食堂」を運営する「浦添小学校PTA」などに決まった。

 このほか、県内からは帆かけサバニの造船や操船技術の継承・普及に取り組む「フーカキサバニ」(名護市)などに優秀賞が贈られた。

 表彰式は2月17日、都内のホテルで行う。

 

愛情込めた昼食を無料で提供

 第7回地域再生大賞で特別賞を受賞した浦添市立浦添小学校PTAの役員らは、吉報を喜んだ。昨年5月から同市立うらそえぐすく児童センターで「てぃーだこども食堂」の運営を開始。「子どもたちの心を温めよう」と、毎週土曜日には地域の児童に愛情を込めた昼食を無料で提供している。PTAによる子ども食堂の運営は全国初で、取り組みが高く評価された。

 同小PTAの梁裕之会長は「受賞できたのは周囲の支援のおかげ」とほほ笑んだ。「最初の食事はおにぎりとトウガン汁。今では多くの食材の寄付があり、感謝している」と話した。新年度には支援員を増員し、平日の見守りを強化したいと述べ、「これからも子どもたちの心に寄り添っていきたい」と力を込めた。

 吉浦弥副会長は「うれしい。無理なく楽しく、息の長い活動にしていきたい」と話した。同児童センターの国仲恵子館長は「特別な活動ではないことが評価されたことに意義がある」と喜ぶ。PTAが運営するようになって、学校や地域の大人と児童らとのつながりも深まったと説明し、「地域全体で子どもたちを支えようという意識が高まっている」と語った。