2015年の教員採用試験や県教育庁の幹部人事を巡る安慶田光男副知事の「介入」疑惑で、当時の幹部の一人が「採用依頼があった」と実名で証言する文書を県教育委員会に提出していたことが23日、分かった。新証言を受け、県教委は元幹部らに面会して事実関係の確認を進めており、24日の記者会見で発表する。

記者の質問に答える安慶田光男氏=23日午後3時6分、沖縄県庁

 文書には、安慶田氏から依頼された際のやりとりや県教委が断った経緯などが記されているもようだ。

 県教委の平敷昭人教育長は20日の会見で、元幹部に電話で確認した結果、「働き掛けの事実はない」と説明していた。一方、一部の幹部は沖縄タイムスの取材に、「自分が答えた内容と食い違う」と疑義を唱えており、再調査をする中で文書が寄せられた。

 平敷教育長は23日、当初の調査に問題があったとの認識は示さなかったものの、「その後、新たな情報があった」とし、同日までに県教委の職員が元幹部5人から直接聞き取りをしたことを明らかにした。