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  • 県教委が、2015年教員採用試験での安慶田元副知事の介入を認めた
  • 20日の会見では、当時の元幹部に電話で確認し「事実はない」と説明
  • 当時の教育長が「受験番号が書かれたメモを渡された」と文書を提出

 沖縄県の安慶田光男元副知事が2015年の教員採用試験で特定の受験者を合格させるよう依頼していた疑いを持たれている問題で、県教育委員会の平敷昭人教育長は24日午前10時から、記者会見を開いた。当時の諸見里明教育長が「副知事から受験番号などが書かれたメモ用紙を渡された」とする実名の文書を県教委に提出していたことを明らかにした上で、「働き掛けがあったと言わざるを得ない」と結論付けた。別の幹部からも裏付けが取れたという。

辞任発表を行う安慶田光男副知事=23日、那覇市泉崎・沖縄県庁

会見を終え記者に囲まれる平敷昭人県教育長(中央)=24日午前10時54分、沖縄県庁

辞任発表を行う安慶田光男副知事=23日、那覇市泉崎・沖縄県庁 会見を終え記者に囲まれる平敷昭人県教育長(中央)=24日午前10時54分、沖縄県庁

 平敷教育長は会見で、諸見里前教育長から22日に受け取ったという文書を示した。それによると、15年8月、安慶田氏に副知事室へ呼び出され、3人の氏名と受験番号、教科が記されたメモを渡され、「よろしくお願い」「無理しなくてもいい」と言われたという。

 持ち帰った諸見里前教育長は県教委幹部と協議し、「絶対にできない」と判断。諸見里前教育長が安慶田氏に結果を報告したところ、同氏は何も答えなかったという。

 平敷教育長は20日の会見では、18~19日に当時の元幹部5人に電話で確認した結果、「働き掛けの事実はない」と説明していた。一方、一部の幹部は沖縄タイムスの取材に「自分が答えた内容と食い違う」と疑義を唱え、再調査をする中で文書が寄せられた。

 平敷教育長は24日の会見で、あらためて当初の調査に問題があったとの認識は示さなかった。

 翁長雄志知事も24日午後に記者会見を開き、説明する予定。