沖縄県の翁長雄志知事は4月の県幹部人事で、県ワシントン事務所長の平安山英雄氏(68)を退任させ、知事公室参事兼基地対策課長の運天修氏(56)を後任に充てる方針を固めた。運天氏は2013年から基地対策課長を務めるなど基地行政に長く携わっており、名護市辺野古の新基地建設阻止を米側へ直接働き掛ける担当者として最適だと判断した。

運天修氏

 平安山氏は県がワシントン事務所を開所した15年4月から2年間の任期付き一般職員として採用され、初代所長を務めている。県関係者によると平安山氏は続投の意向を示しておらず、4月で退任する方向になったという。

 運天氏は、06年からの3年間、基地対策課で米軍再編などを担当。13年4月1日から現職に就いている。県は、運天氏の就任に合わせ通訳担当の職員を派遣することも検討している。

 ワシントン事務所は米連邦議会議員や有識者らとの面会を通して米軍基地に関する沖縄の考えを伝える活動や人脈の構築に力を入れているほか、知事の訪米日程などの調整も担っている。