教員採用試験や教育庁の幹部人事で沖縄県教育委員会の方針に介入した疑惑を持たれ、引責辞任した安慶田光男前副知事が26日に記者会見を開くことが決まった。25日、安慶田氏の代理人弁護士が明らかにした。県教委は再調査を踏まえ、安慶田氏の働き掛けがあったと認める見解を発表しており、安慶田氏がどのように説明するのか注目される。

安慶田光男氏

 会見は26日午前、県庁で開かれる予定。

 平敷昭人教育長は24日、複数の元幹部と面会した上で「安慶田氏の働き掛けがあったと考えざるを得ない」とする調査結果を発表し、疑惑を否定した当初の調査結果を覆した。これを受け、翁長雄志知事も「改めて協力を呼び掛けたい」と語り、安慶田氏への聞き取りを含め真相究明へ調査を続ける考えを明らかにしていた。

 安慶田氏は25日午前、自宅前で記者団の質問には一切答えず、硬い表情で車に乗り込んだ。その後、弁護士と対応を協議したとみられる。知事も25日午後、大阪出張へ向かう那覇空港で記者団から「(県教委の発表後)安慶田氏と改めて会ったか」などと問われたが、終始無言で足早に去った。

 安慶田氏はこれまで、口利きの疑惑に対し「記憶にない」「事実ではない」などと一貫して否認。20日の会見では改めて潔白を主張し、続投に意欲をみせていた。しかし、翌21日には知事に辞意を伝え、「県民に不信感を抱かせ、県政運営の停滞を招き、知事へ迷惑をかけた」として23日、辞任した。その後は取材に応じず、沈黙を続けている。

 26日の会見は、県教委が安慶田氏の介入を認めて以降、初めて本人が説明する場で、働き掛けをしたのかどうかが最大の焦点となる。