渡名喜村歯科診療所の追加工事で、業者に有利な取り計らいをあっせんした見返りに現金30万円を受け取ったなどとして、県警捜査2課は26日、あっせん収賄容疑や官製談合防止法違反、公契約関係競売入札妨害の容疑で、渡名喜村教育長の渡口亮(まこと)容疑者(56)=同村、同法違反罪で起訴=を再逮捕した。村出身者らの業者団体と村教育行政トップの癒着は贈収賄事件に発展した。

渡名喜島のフクギ

 同課は、工事を受注した工務店代表の男(67)、公契約関係競売入札妨害罪で起訴、同社員の男(53)贈賄容疑などで再逮捕した。3人は容疑を認めているという。あっせん収賄罪の摘発は県内初。

 逮捕容疑は2014年3月、当時民生課長だった渡口被告が、村発注の歯科診療所建設工事の入札に関する情報を工務店側に漏らし、教育長就任後は、別の村職員に対し、同社が追加工事で有利な取り計らいを得られるよう、あっせんした疑い。同年10月に那覇市内で被告の男らから現金30万円を受け取ったという。

 工務店は3500万円の予定価格を3495万円で落札。落札率は99・86%だった。その後も同工事は2度の追加工事で約1千万円を同社に随意契約で発注しており、県警はその見返りに現金を受け渡したとみて、調べを進める。