沖縄近海の深海にすむタチウオの仲間「オキナワオオタチ」を、沖縄美ら海水族館(本部町)が展示している。体長1メートル10~20センチ。ギラリとした金属光沢の日本刀のように美しい体で、水槽内を優雅に立ち泳ぎする姿が人気を呼んでいる。

漂うように立ち泳ぎするオキナワオオタチの優雅な姿は来場者に人気(沖縄美ら海水族館提供)

 沖縄周辺から奄美にかけて深さ150~300メートルの海にすむ。うろこがなく皮膚が傷つきやすいため採集や輸送が難しい上、詳しい生態が分からず餌付けも困難。飼育は容易でないという。

 同水族館では昨年4月に続いて2度目のチャレンジだ。

 名護湾で12月初めに5匹を採集。飼育が安定し今月7日から展示を始めた。普段は垂直に漂うように泳ぐが、逃げる時は横向きにかなり素早く泳げるという。

 飼育展示担当主任の高岡博子さん(32)は「食卓に上るタチウオの仲間。大きなものは約2メートルにもなり、釣り人から『メガタチ』と呼ばれ人気の魚だが、深海に住むため生きた姿はなかなか見られない。ぜひ多くの人に見てほしい」と話した。