【平安名純代・米国特約記者】米国防総省は29日未明、米軍がイエメン中部で国際テロ組織アルカイダの掃討作戦を実施し、米兵1人が死亡、3人が負傷したと発表した。襲撃地点近くで米兵らの救出作戦に当たった米海兵隊の垂直離着陸型輸送機MV22オスプレイが着陸に失敗し、さらに1人が負傷した。

オスプレイ(資料写真)

 トランプ政権下で米兵の戦死者が出るのは初めて。

 中央軍によると、作戦では、海軍特殊部隊シールズが同日未明にアルカイダの拠点を襲撃。激しい銃撃戦で1人が死亡、3人が負傷。米兵らの救出に派遣されたオスプレイが着陸に失敗し、さらに1人が負傷した。機体は着陸後に飛行不能となったため、意図的に破壊したという。複数の米軍事紙は、米軍筋による情報として「オスプレイによる負傷者は2人」などと伝えている。

 米NBCニュースは「オスプレイの着陸失敗は敵による襲撃とは関係がない」と報じた。

 米中央軍によると、アルカイダの戦闘員14人も死亡した。

 トランプ大統領は28日、過激派組織「イスラム国」(IS)の壊滅に向けた戦略を30日以内に策定するよう命じる大統領令に署名している。