沖縄県や那覇市、県内企業など9者でつくる「ゆいも推進協議会(会長・仲井間宗仁琉球日産自動車社長)」は31日、2人乗り電気小型車「ゆいも」の実証実験を始めた。同協議会メンバーの沖縄銀行に5台を導入。営業車両として利用し、交通渋滞緩和の可能性や、排出ガス低減などによる環境への影響を調査する。同協議会はゆいもの導入企業を増やし、実用性の検証を重ねながら普及を目指す。

電気小型車の実証実験を始めた仲井間会長(右から3人目)ら、ゆいも推進協議会のメンバー=31日、那覇市・パレットくもじ前広場

 ゆいもは、日産自動車が開発した超小型の電気自動車。家庭で充電でき、1回の充電で100キロ走行できる。

 交通渋滞や駐車場不足の課題解決、二酸化炭素排出量削減による環境への負荷低減が期待されている。全国25地域で150台が導入され、それぞれで実証実験が進められている。

 同協議会は昨年3月に設立され、観光施設や介護施設など幅広い業種での活用、交通手段の乏しい地域への導入などを目指している。

 31日、那覇市内で開始式典があり、仲井間会長は「ゆいもの導入を進め、沖縄の地域振興につなげたい」とあいさつ。沖銀の山城正保常務は「ゆいもで交通渋滞などの課題を解決し、地方創生につなげたい」と話した。

 同協議会は国土交通省の地域交通グリーン化事業に認定され、導入費用の半額の補助を受けている。