沖縄中城村南上原区(富島初子自治会長)の新年会が1月28日、区の公民館であり、沖縄の伝統食ヒージャー汁(ヤギ汁)を食べて新年を祝った。同区で10年以上続く恒例の行事となっており、1500円でおかわり自由の宴で、多くの区民が熱々のヒージャー汁をすすり舌鼓を打った。

新年会のヒージャー汁に舌鼓を打つ南上原区民=1月28日、中城村南上原公民館

 特にヒージャージョーグー(ヤギ料理好き)にとってはたまらない同企画。以前、役員会で新年会の持ち方を検討した際、かつての区行事などではヤギ汁が振る舞われていたとの声が上がり、復活したという。毎年、さまざまな舞台余興も披露され、ステージを楽しみながら新年をことほぐ。

 ヒージャー汁には独特の臭いがあることから好き嫌いも多く、参加人数が減るのでは、との懸念もあったというが、逆に新年会を楽しみに参加する人々が増えたという。富島自治会長は「それ以来『新年会は公民館にヒージャー汁を食べに行こう』が区民の合言葉になり、参加者も年々増加している」と話す。

 またヤギ汁が苦手な人のために、ちゃんと豚汁も用意しているといい、会の役員らも「気軽に参加してほしい。共に新年を祝いましょう」と呼び掛けている。

 ヒージャー汁を腹いっぱい食べた末吉和子さん(78)は「私はとても好き。毎日でも食べたいくらい」と満足した様子。比嘉麻乃さん(42)は「ときどき家でヤギ汁を作り疲労回復、体力増強を図っている。今年も頑張るぞ!」と気合を込めた。(翁長良勝通信員)