【東京】東京MXテレビの番組「ニュース女子」が沖縄県東村高江周辺での米軍ヘリパッド建設に対する抗議行動に関して事実と異なる放送をした問題で、東京新聞は2日付朝刊1面で、同紙の長谷川幸洋論説副主幹が番組の司会を務めていたことに関し、「他メディアで起きたことではあっても責任と反省を深く感じています」との謝罪記事を掲載した。記事は深田実・論説主幹名で、「とりわけ副主幹が出演していたことについては重く受け止め、対処します」としている。

東京MXテレビ「ニュース女子」報道に対する東京新聞としての見解を示す同紙2月2日付朝刊1面

 長谷川副主幹が番組の司会を務めていたことで、厳しい批判や同紙の見解表明を求める読者らからの声が250件以上届いたという。

 番組に関しては、「その内容が本紙のこれまでの報道姿勢および社説の主張と異なることはまず明言しておかなくてはなりません」と強調。その上で「事実に基づかない論評が含まれており到底同意できるものでもありません」と批判している。

 また、同問題を受けて同局の別のニュース番組への出演を辞退したジャーナリストの津田大介さんのインタビュー記事も掲載した。

 1月2日放送の「ニュース女子」では、ヘリパッド建設に抗議する住民らを「テロリスト」「過激派」などと表現。「過激派が救急車も止めた」などとの虚偽の内容を報道した。

 こうした反対運動を扇動する黒幕とされた、ヘイトスピーチに対抗する団体「のりこえねっと」共同代表で人材育成コンサルタントの辛淑玉(シンスゴ)さんは1月27日、人権侵害があったとして放送倫理・番組向上機構(BPO)放送人権員会に申し立てた。

 東京MXテレビは、1月16日放送の同番組で「議論の一環として放送した」との文章を掲載した。