沖縄観光コンベンションビューローの平良朝敬会長、嘉手苅孝夫専務、譜久山健常務は2日、航空自衛隊那覇基地所属のF15戦闘機が脱輪した事故を受けて同基地を訪れ、原因究明と結果の公表、再発防止策の徹底を求める要請書を提出した。宛先は南西航空混成司令の武藤茂樹空将。自衛隊関連事故を受けてビューローが直接要請するのは初めてとみられるという。平良会長によると、要請書を受け取った空自の担当者からは、事故原因を公表するかどうかの回答は得られなかった。

要請を終えて報道陣の取材に応じる沖縄観光コンベンションビューローの平良朝敬会長=2日、那覇市の沖縄産業支援センター

 要請書では事故について、これまで築いてきた観光の安全安心のブランドを大きく揺るがすものだと批判。「民間と自衛隊との共同使用による那覇空港の過密な状態が根底にある」と指摘し、2020年に第2滑走路が使えるようになっても事故の不安は拭えないとした。軍民共用を見直す必要性については要請項目に盛り込まなかったが、ビューローは翁長雄志知事にあらためて働き掛ける考え。

 ビューローによると事故発生の1月30日から1日午前9時半までに、航空機47便で計5001人が搭乗をキャンセルした。修学旅行生は1校50人が石垣や宮崎、鹿児島などを経由して那覇入りしたという。