【名護】2日正午ごろ、沖縄県名護市安和の採石現場から巨石が滑り落ち、約80メートル下の「部間神あさぎ会館」の塀に直撃した。人身被害はなかったが、会館の水道管が破損した。岩石は縦横3~4メートルほどで、山麓の鉄製の防護壁を突き破った。現場の採石会社によると、山の麓には落石の滑り止めとして深さ6メートルの溝を掘っているが、それを飛び越えた。

山から滑り落ちた巨石が家屋の塀に直撃した=2日午後4時半ごろ、名護市安和

 会社側によると、事故は「発破」と呼ばれる採石のための爆破作業により起きた。住民らによると「発破」は正午と午後5時の1日2回で、直前にサイレンが鳴り、警告が発せられるという。

 付近の自動車修理工場で働く比嘉雄也さん(41)は「『ドーン』というすごい音で地震かと思った。危険を感じながら仕事していたが起きてしまった」と話した。周辺民家近くに飛散した小さい岩石も確認された。