任期満了に伴う沖縄県浦添市長選が5日、告示され、現職の松本哲治氏(49)=無所属、自民、公明推薦=と新人で前浦添市議の又吉健太郎氏(42)=無所属=の2氏が立候補を届け出た。2期目を目指す現職に対し、市政刷新を掲げる新人が挑む一騎打ち。那覇軍港の移設問題や西海岸開発の進め方、公約に対する政治姿勢などを争点に7日間の選挙戦に突入した。同市議選(定数27)も同日告示され、36人が立候補した。両選挙とも12日に投開票される。

浦添市長選挙で一騎打ちが決まった松本哲治氏(右)と又吉健太郎氏

 自民党県連と公明党県本部が現職の松本氏を推薦して支援体制を築く一方、「オール沖縄」が支える翁長雄志知事が新人の又吉氏を支持する対立構図になっている。4月のうるま市長選を含め、来年の県知事選に大きな影響を与える前哨戦と位置付けられる。

 市長選の2候補は同日午前、市内でそれぞれ出発式を開き、支持を訴えた。

 松本氏は、軍港移設に反対の公約を撤回したことについて「公約を取り下げたのには全て理由がある」と述べ、説明を尽くしていく姿勢を示した。「堂々と前を向いて戦い抜こう」と、再選に向けて支援を呼び掛けた。

 自民党の古屋圭司選対委員長、公明党の斉藤鉄夫選対委員長らも駆け付けた。

 又吉氏は「市民の民意が尊重される浦添市をつくる」と訴え、掲げた公約の実現を誓った。西海岸開発などで翁長雄志県政と連携することを強調し、「(浦添市が)沖縄の経済発展の中心的な役割を担っていく」と力を込めた。

 儀間光男参院議員や照屋寛徳衆院議員ら県関係の国会議員6人も登壇した。