沖縄本島中部の公立中学校の男子生徒が同級生を暴行し、その様子を撮影した動画がインターネットに流出した問題で、同校の別の生徒が昨年5月、他校の生徒から暴行を受け、けがをしていたことが5日、分かった。その様子を現場にいた1人の生徒がスマートフォンで撮影し、無料通信アプリLINE(ライン)で共有されていたという。

 学校側によると、暴行があったのは昨年5月11日。同校の生徒に対して、別の中学に通う男子生徒が殴る蹴るなどの暴行を加えた。被害生徒は当初、鼻血を出すけがをしていたという。

 学校側は同月30日に、被害生徒の両親から報告を受けて把握した。被害に遭った男子生徒は暴行後、不登校となり、約8カ月間学校を休んでいたが、今年1月中旬になって登校した。

 暴行現場には、加害生徒と被害生徒のほか、5人の生徒が周囲にいた。そのうち1人が加害生徒の指示で動画を撮影したという。撮影された動画は、生徒らのLINEで共有。学校側は事実関係を確認した後、削除を指示した。

 学校側は暴行を把握した日に、管轄の教育委員会にも報告したというが、「関係機関との連携が不足だった。(事後対応に)瑕疵(かし)があったと認識している」と話している。

 同校と教委は近く記者会見し、事実関係などを説明する予定。