沖縄防衛局は6日朝、沖縄県名護市辺野古の新基地建設に向けた海上での埋め立て本体工事に着手した。午前8時50分までに、米軍キャンプ・シュワブ沿岸で大型船に乗り込んだ作業員が、クレーンを使って作業を始めた。汚濁防止膜を固定するコンクリートブロックの投下も近く始まる見通し。

クレーンを上げ、作業を始める台船=6日午前8時59分、沖縄県名護市辺野古

 海上での埋め立て本体工事に着手するのは初めて。汚濁防止膜は護岸新設やケーソン設置を前に、濁った海水が周囲に拡散することを防ぐために設置するもので、辺野古新基地建設事業は節目を迎え、新たな段階に入った。

 防衛局は2014年7月に埋め立て事業に着手し、海底地盤の強度を調べる調査や、埋め立て工事に向けた実施設計を進めてきた。15年10月には、シュワブ内の陸上部分で本体工事が始まっていた。

 今後、大型コンクリートブロック228個を海底へ投下する予定。大型の海底調査船も辺野古沿岸に停泊しており、24地点のうち、残り1地点となっていた海底掘削(ボーリング)調査も再開する。