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  • オキコパンと台湾ファミマが共同出資した工場が3月から稼働する
  • 現地要員を受け入れ、台湾人の好みに合う商品の開発に取り組んだ
  • 段階的に生産量を増やし、3年目の売上高約35億円を見込む

 沖縄県内でパン製造大手のオキコ(西原町、仲田龍男社長)と台湾ファミリーマート(全家便利商店、台北市、葉栄廷董事長)が共同出資した新会社「福比股〓有限公司」(林純如総経理)の製パン工場が3月から稼働する。オキコが製造技術を指導し、台湾ファミリーマート約3千店舗に商品を供給。食パンや菓子パンなど20商品の製造からスタートし、初年度は売上高約22億円を目指す。

オキコのパン

 両社は昨年2月、製パン事業を担う福比股〓有限公司(出資額・台湾ファミリーマート7億5千万円、オキコ5千万円)を設立。台湾ファミリーマートは台湾北西部・新竹県にある総菜の生産拠点「鮮食生産センター」の敷地で、製パン工場の建設を進めてきた。広さ約7600平方メートル、建設費は約56億円。今月中旬、現地で完成式が予定されている。

 工場は食パン、菓子パン、総菜パン、ホットケーキの四つの製造ラインのほか、商品開発や試作のための研究室を整備。今後、洋菓子ラインの増設も計画しているという。段階的に商品の種類や生産量を増やし、3年目の売上高は約35億円を見込んでいる。

 オキコの海外企業への技術指導・協力は初めて。合弁会社の設立を前提に、2015年から台湾側のスタッフのべ約40人を西原町の工場に受け入れ、オキコのレシピを基に、台湾の人々の好みに合う商品の開発に取り組んできた。

 来月1日の本格稼働に向けて工場の試運転が始まっており、オキコは技術者を派遣してバックアップしている。

 新会社の取締役で、オキコ常務取締役・生産本部長の城間保氏は「台湾好みの味から始め、日本の品質や種類の豊富さ、新たな食べ方などを提案していく。台湾でパン食文化を根付かせたい」と話している。

※〓は「人」ヘンに「分」