2017年(平成29年) 11月18日

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辺野古埋め立て着工 5月にも土砂投入 県民は反発

 【名護】米軍普天間飛行場返還に伴う名護市辺野古の新基地建設で、沖縄防衛局は6日、キャンプ・シュワブ沿岸での埋め立て本体工事に着手した。海上作業ヤードや護岸の整備に向けた汚濁防止膜を設置する作業で、2013年12月の埋め立て承認以降、初めての海上工事となる。7日以降に膜を固定する大型コンクリートブロックを海底に沈める見通し。調査、設計の段階から本格的な埋め立て工事に移行することで、新たな局面を迎えた。

米軍普天間飛行場の移設に向けた海上の本体工事が始まり、沖縄県名護市辺野古沿岸部では海中に設置する大型コンクリート製ブロックを台船(手前)からクレーン船に移す作業が行われた。奥は米軍キャンプ・シュワブ=6日午後(小型無人機から)

 関係者によると、5月以降に護岸整備などのために土砂を投入し、来年春にも海域全体を埋め立てる工事に着手する考えがあるという。

 県水産課は6日午後、防衛局に対し、岩礁破砕許可後にブロックの設置計画を変更した事実が認められるとして、変更の経緯や判断根拠を13日までに説明し、それまで設置しないよう求める文書を提出した。

 抗議集会の開かれたシュワブゲート前で、稲嶺進名護市長は「私と知事が訪米中に日米防衛相が辺野古唯一をわざとらしく確認し、今度は作業再開か。恥も外聞もない」と批判し、自らの行政権限で建設を阻止する考えを強調した。

 関係者によると、5日から辺野古沿岸に停泊する大型掘削調査船「ポセイドン1」で、14年8月から続けている海底掘削(ボーリング)調査の24地点のうち、残り1地点のほか、施工計画の作成のため、新たに13地点を掘削し、調査する。

 シュワブ沿岸では6日午前11時すぎから、台船に積んだコンクリートブロックをクレーン搭載の大型船に移す作業が確認された。2隻の大型船にそれぞれ14個のブロックと汚濁防止膜、フロートを載せ替え、午後4時までに終了した。7日も、同様の作業を続け、準備が整えばブロックを海底に投下する。

 新基地建設に反対する市民らは抗議船6隻、カヌー16艇に乗り、「ただちに作業を止めよ」「沖縄が誇る海を壊すな」などと抗議の声を上げた。海上保安庁はゴムボート10艇で、常時立ち入り禁止区域を示すフロート内側から警戒した。

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