沖縄タイムス社主催の海外市場視察団(団長・豊平良孝沖縄タイムス社社長)は6日、那覇空港を出発し、ベトナムのホーチミン市に到着した。5日間の日程でホーチミンとハノイの二大都市を巡り、ビジネスの可能性を探る。

ベトナム最大の都市、ホーチミンに向け結団する沖縄タイムスの海外市場視察団=6日、那覇空港国際線ターミナル

 ベトナムは市場経済に転換した1986年以来、着実に経済成長を続けている。2007年の世界貿易機関(WTO)への加盟を機に、携帯電話や半導体などエレクトロニクス製品を中心に輸出が伸長。1人当たりGDPも堅調に増加しているため、近年は生産拠点に加え、消費市場としての魅力も増してきた。

 視察には44社から過去最多の67人が参加。10日まで、現地の県出身ビジネスマンとの意見交換や琉球ガラス村のハノイ工房「ベトナム琉球文化工芸村」の訪問などを通し、同国の経済情勢やベトナム進出の利点と課題を学ぶ。

 ベトナム戦争の史料を展示している「戦争証跡博物館」や世界遺産の「タンロン王城遺跡」、同じく景勝地「ハロン湾」なども訪れ、観光誘客についても考える。

 6日、那覇空港であった結団式で豊平社長は「過去の市場視察では参加者同士で商談が成立した例がある。別の業界の人と触れ合う良い機会にしてほしい」として、視察の波及効果にも期待した。