沖縄本島中部の中学校の男子生徒が昨年5月、別の市町村の学校に通う男子生徒から暴行を受け、その様子を撮影した動画が無料通信アプリLINE(ライン)で共有されていた問題で、管轄の教育委員会は7日会見し、被害生徒が一時不登校になった状況を把握しながらも、「重大事態になりうるという予見が不足していた。学校も教委も危機意識、危機管理が不十分で対応が遅れた」と釈明した。

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 教委は今月中旬にも調査委員会を立ち上げ、昨年5月の事案と今年1月20日のいじめ暴行事件と併せて詳しく検証する。

 暴行は昨年5月11日の放課後、公園で発生。加害、被害生徒のほか、周囲には4人の生徒がいてうち1人が動画を撮影した。教委は同30日に学校から報告を受けていたが詳細は把握しておらず、いじめ防止基本方針に基づく調査委の立ち上げや首長への報告も行っていなかった。

 教委は「その時点で重大事案として捉えるべきだったが、考え方が不十分だった」との認識を示した。