【沖縄市】修学旅行で来県した静岡県立裾野高校の生徒約60人が1日、本紙記事をデジタル地図上に落とし込んだアプリを使い、沖縄市のコザ・ミュージックタウン周辺を歩いた。

タブレットを手に、街ガイドの案内でまちあるきをする生徒たち=1日、沖縄市

 沖縄市の街ガイドが、コザ暴動やB52墜落、嘉手納基地の記事を説明しながら、約2時間かけて街を案内。生徒たちは説明を聞きながら、タブレット端末を手に、地図と実際に見える風景を見比べた。

 ゲート通りでは「シャッターに描かれているイラストが米国の雰囲気」「売っている天ぷらが大きくて安い」と古里との違いを見つけてはスマートフォンでシャッターを切った。商店街に入ると「閉まっている店も多い。ゲームセンターや映画館を造ったらどうか」との提案もあった。

 学生企業「がちゆん」も協力し、振り返りのディスカッションを開催。「日米地位協定で、米軍基地の柵を越えたら逮捕されることには驚いた」「コザ暴動では何台が焼かれたのか」などの感想や質問があった。

 2年の松本舞さんは「特にコザ暴動が印象に残った。暴動まで至ったのは、自分たちの街を守りたいと思う沖縄の人の地元愛からではないか」と話した。

 企画した伊藤智章教諭は「新聞記事を使って、半年かけてコザのことを学んできた。沖縄の今の課題は、10年後の私たちの地元に起きると思う。“よそ者”の視点で地元をみることを学んでくれたと思う」と意図を説明した。

タブレットを手に、街ガイドの案内で街歩きをする生徒たち=1日、沖縄市