東村高江や名護市辺野古での米軍基地建設の反対運動で公務執行妨害や傷害などの容疑で逮捕・起訴され、勾留が3カ月以上続く山城博治沖縄平和運動センター議長ら3人の釈放を求める支援者らは10日、那覇地裁前で抗議行動し、「弾圧をやめろ」「裁判所は人権を守れ」と声を上げた。

山城博治議長らの釈放を求め、那覇地裁前でプラカードを掲げる支援者ら=10日、那覇市樋川

 支援者らは2月からほぼ毎日、午前9時から午後5時まで地裁前に立ち、「山城議長を直ちに釈放せよ」「裁判官の誇りをみせて」などのプラカードを掲げ、釈放を訴えている。数人の時もあるが、約60人が集まる時間帯もあるという。

 うるま市具志川9条の会の宮城英和事務局長は「建設反対の現場責任者を狙った不当な弾圧。現政権が運動を諦めさせようとしても、県民は決して屈しない。一刻も早く3人を釈放すべきだ」と憤った。

 山城議長の家族の女性は「家族も接見できず、差し入れは1日1回しか認められない。思うように動き回れないと思うので体調が気掛かり」と心配しながらも、「県外・国外にも支援が広がっていることが心強い」と話した。

 照屋寛徳衆院議員が8日に接見した際、山城議長への手紙形式で書かれた7日付の沖縄タイムス社説を差し入れると、涙ぐんで読んでいたという。

 本を差し入れた宜野湾市の伊佐笑子さん70は大統領令に裁判所が異を唱える米国を例に挙げ、「日本の司法も三権分立を示してほしい」とし、「彼のようなリーダーはほかにいない。一日も早く仲間のところに戻ってきてほしい」と語った。