【平安名純代・米国特約記者】「アムネスティに呼び掛けたのは、国際的な圧力を高めることで1日も早い解放につなげたかったから」。沖縄平和運動センターの山城博治議長の即時釈放を求める緊急行動を1月から始めた国際人権擁護団体アムネスティ・インターナショナル(本部・ロンドン)に働き掛けたのが、米ブラウン大学のスティーブ・ラブソン名誉教授だ。

スティーブ・ラブソン名誉教授

 1980年代にアムネスティの米ロードアイランド支部のメンバーとして、世界の人権問題に関わった経験を持つラブソン氏は「山城議長の長期勾留は、日本の法制度が国際的な人権基準に沿って整備されていないことを世界に示している」と指摘。「基地建設に反対するリーダーを狙った政治弾圧。不当に長い身柄拘束は命に関わる」と危機感を示す。

 ワシントン近郊に在住するラブソン氏は「被収容者の権利を尊重する国際的義務を果たすよう求める市民の手紙が事態を動かす。1通でも多く集めたい」と自ら行動を起こしている。

 11日から沖縄を訪問し、辺野古の抗議活動にも参加する予定。山城議長の釈放を求める呼び掛けも行いたいと意欲を燃やしている。