陶器で作った「熊本城」を贈り、被災者に喜んでもらおうと、那覇市の陶芸家・安岡東生さん(55)と妻の薫さん(54)が制作と展示会の準備を進めている。インターネットで資金を募るクラウドファンディングのサイト「Readyfor(レディーフォー)」で協力を呼び掛けており、安岡さんは「被災者支援のために力を貸してほしい」と話した。

琉装したパグを抱く安岡東生さん(左)と薫さん=6日、那覇市首里当蔵町・楽茶陶房ちゅらら

 夫妻で営むカフェ&工房「楽茶陶房ちゅらら」に昨夏、熊本県から訪れた観光客が「崩れかけた熊本城を見るのがつらい」とふいに漏らした言葉がきっかけで、作品制作を思い立った。

 2人は愛犬のパグ2匹と自宅近くを散歩中、朝日を受けて輝く首里城を見るのがお気に入り。「沖縄で地震が起き、首里城が被災したらと考えるだけで胸が締め付けられる。街のシンボルを失い、悲しい思いをしている人に熊本城の作品を届けたい」と意気込む。

 イメージは、熊本城の周囲を琉装したパグの人形たちが古式行列で練り歩くというもの。薫さんは「被災者を勇気づけ、子どもたちに笑顔になってほしい」との願いを込め、柔らかい作風を目指している。

 クラウドファンディングでの目標額は100万円。締め切りは3月15日。サイトのURLはhttps://readyfor.jp/projects/11055