バレンタインデーに男性から女性に花を贈る「フラワーバレンタイン」がじわり広がっている。欧米やアジア諸国では定着しており、沖縄県内の花屋でも売り込みが盛んになってきた。消費拡大のチャンスと捉える県花卉(かき)園芸農業協同組合の吉本守さんは、「大切な女性に花を贈りませんか」と呼び掛けている。(学芸部・榮門琴音)

バレンタインデーに向け用意している花束を手にする伊藤由里さん。店内にポスターを張り、雰囲気を盛り上げている=北中城村・太陽の花アンテナショップ「マカロン」

 北中城村のイオンモール沖縄ライカムにある花屋「マカロン」では14日に向けて、小ぶりなものから豪華なものまで、さまざまな花束を用意している。

 スタッフがポスターや手作りメッセージカードでPR。すでに男性からの注文がいくつか入っているという。マカロンの伊藤由里さんは「花を贈った相手が喜ぶ感動を味わってほしい」と期待する。

 県内でフラワーバレンタインの取り組みが始まったのは2015年。消費拡大を目的に花卉業界の有志が立ち上げた「花の国日本協議会」に加入し、県内の花屋を巻き込んでPR活動を進めてきた。

 同組合ではシーズンになると男性職員が胸元にPRバッジを着け、バレンタインデー当日には実際に女性職員に花を贈っているという。

 吉本さんは「女性からチョコレートをもらうのが定番になっているけど、花をもらってうれしくない人はいないはず。花を買うのが恥ずかしいという男性もいるかもしれないけど、バレンタインデーは花屋に行きませんか」と提案した。