那覇市議会(翁長俊英議長)は13日、市議の調査研究などの活動経費として交付される政務活動費(1人当たり年間108万円)について、2016年度分から、政活費の領収書と、視察日程や出張報告書など関連資料をインターネットで公開することを決めた。開始時期は8月以降の見込み。全国市民オンブズマン連絡会議によると、ネット公開は県内の議会で初めて。

那覇市役所(資料写真)

■領収書や視察日程など透明化

 従来、政活費の領収書を確認する場合、市政情報センターに請求しなければならなかったが、ネット環境があれば、いつでも閲覧が可能となる。

 政活費を巡り昨年、富山市議の不正受給が次々と発覚。領収書に数字を加筆するなど、悪質な手口が明らかになり、議員辞職が相次いだ。その後、大阪府議会などでも不正が発覚したほか、昨年10月には那覇市議も政活費の一部を政党活動に充てるなど、不適切な支出が指摘されていた。

 政活費の透明化を求める市民の声を受け、那覇市議会でも昨年から公開に向けた具体的な検討策を進めていた。

 全国の都道府県や政令・中核市に政活費の領収書などのネット公開を求める陳情を提出している全国市民オンブズマン連絡会議によると、全国では約50市町村がネット公開しているという。連絡会議は「全国的に政活費に疑惑が持たれている中、透明化が図られることは歓迎したい」と評価。政活費の内容を気軽に閲覧できることで「市民の議会活動への関心も高まるだろう」と期待した。