沖縄県読谷(よみたん)村の残波岬公園内のシアターを拠点に「琉球忍者」を運営するアシビエンタープライズ(同村、當山浩社長)がこのほど、日本忍者協議会(東京)に加入した。少なくとも全国で約150あるとされる忍者団体で、会員は、「本場」として知名度が高い三重県伊賀市や滋賀県甲賀市など自治体や観光協会を含め20団体しかない。地域おこしを目指す同社の取り組みや、海外からの観光誘客PRなどが評価され、民間では狭き枠に“忍び込んだ”。

琉球忍者の中田晃さん(左端)と當山遼さん(右端)と記念撮影する台湾からの観光客=日、読谷村・残波岬公園

 協議会は2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、忍者の歴史や文化を外国人に情報発信するネットワークづくりなどを目的に15年10月に発足。伊賀市がある三重県の知事が会長を務める。

 県内初となる加入は今年1月26日付。琉球忍者ショーの物語は沖縄の史実に基づき、空手や古武道など伝統文化の要素を取り入れている。當山社長は「沖縄の文化を発信するという目標にまた一歩近づいた。これからも読谷という地域にこだわり、世界中にアピールしたい」と話す。

 協議会は2月22日を「ニン・ニン・ニン」の語呂合わせで「忍者の日」と設定。同社も21~26日を忍者ウイークと位置付け、チャンバラ・手裏剣対決やコスプレ大会、子ども体験道場などの催しを企画している。(中部報道部・溝井洋輔)