沖縄県に対し任期途中での辞職願を提出した県病院事業局の伊江朝次局長(68)について、県は20日までに来年度も続投させる方針を固めた。昨年明らかになった県立病院の当直医師らに対する巨額の賃金未払いなど、山積する問題には事情を熟知する伊江氏の継続した取り組みが良策と判断したとみられる。

伊江朝次氏

 地方公営企業法に定められた管理者の任期は4年。伊江氏は現在2期目の3年目で、県は2期の任期を全うさせる意向だ。ただ伊江氏側は、事実上は県に辞職を促されたとの立場で続投を受け入れるかどうか流動的な要素も残る。

 局長人事では昨年も交代を巡るやりとりがあり、伊江氏は安慶田光男前副知事との間で、1年後に局長を辞めるとする約束を交わしたと証言。今年1月中旬に出した辞職願は、この約束を受けたものとの認識を示していた。