2017年(平成29年) 12月14日

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「おとり捜査」も行われる沖縄の米軍基地 性犯罪多発38人有罪、禁錮144年も…

 【ジョン・ミッチェル特約通信員】在沖縄米軍人による未成年への性犯罪が、基地内で相次いでいることが裁判資料や本紙の取材で分かった。2015年以降、暴行などの実行やおとり捜査で少なくとも計38人が有罪判決を受けた。4軍全てに該当者がおり、階級は下級兵から中佐まで幅広い。

沖縄の米軍基地(資料写真)

 海兵隊の上級准尉は15年1月、未成年に対する18もの性犯罪容疑を認めた。16歳以下に対する性的虐待、12歳以下を暴行する共謀などが含まれる。キャンプ瑞慶覧内で開かれた軍法会議で禁錮144年が言い渡され、司法取引で20年に減刑された。

 15年7月には嘉手納基地内の民間従業員で、軍人の家族である未成年が性的暴行で有罪となった。被害者も未成年で、携帯電話で暴行の様子を撮影していた。裁判は米国で開かれ、判決は禁錮5年だった。

 16年3月には、キャンプ・シュワブの二等軍曹が未成年への性犯罪で軍事刑務所での禁錮15年6月を言い渡され、司法取引で2年に減刑された。この軍曹は、米海軍犯罪捜査局(NCIS)による大規模なインターネットおとり捜査で逮捕されていた。

 複数の容疑者の代理人を務めた米国のティモシー・ビレッキ弁護士によると、14~15歳の少女を名乗り、性行為をする約束で待ち合わせをして逮捕するやり方だった。

 ビレッキ弁護士が調べた結果、少なくとも36人の軍人が有罪になり、ほとんどが海兵隊員。有罪は50人に上る可能性もあると指摘した。多くの場合、基地内の軍事刑務所で禁錮2~3年、不名誉除隊、帰国に際しての性犯罪者登録を課された。

 おとり捜査は米国では合法だが、ビレッキ弁護士は「孤独な軍人をわなに掛ける行為だ」と厳しく批判した。NCISは本紙の取材に対し、捜査中だとしてコメントしなかった。

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